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2011-04-11

アフターダーク 村上春樹 講談社

東京都心の、ある一晩の出来事を映した小説です。

著者はこの物語に数々のメッセージを詰めているんじゃないかと思います。
でも、小説を読むのが下手な私は、あえてそれらについて触れないでおきます。

以下、感想です。

主人公のお姉さんの部屋にあったテレビだけは、想像を絶していました。
それ以外はとても読みやすかったし、それなりに惹きつけられる内容です。

私が特に印象に残ったセリフをメモしておきます。
ラブホの従業員のコウロギが主人公のマリに対して話したセリフです。

「それで思うんやけどね、人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないのかな。
その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、生命の維持にとってはべつにどうでもええことみたい。
ただの燃料やねん。
新聞の広告ちらしやろうが、哲学書やろうが、エッチなグラビアやろうが、一万円札の束やろうが、
火にくべるときにはみんなただの紙切れでしょ。
火の方は『おお、これはカントや』とか『これは読売新聞の夕刊か』とか『ええおっぱいしとるな』とか考えながら燃えているわけやないよね。
火にしてみたら、どれもただの紙切れに過ぎへん。
それとおんなじなんや。
大事な記憶も、それほど大事やない記憶も、ぜんぜん役に立たんような記憶も、みんな分け隔てなくただの燃料」

「そやから、マリちゃんもがんばって頭をひねって、いろんなことを思い出しなさい。お姉さんとのことを。
それがきっと大事な燃料になるから。あんた自身にとっても、それからたぶんお姉さんにとっても」

思い出の価値は、案外、未来に向けても高価なのかもしれません。
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ねくぷり

Author:ねくぷり
世界を舞台に面白いことができないか考えながら生きている自由人です。
趣味で読書を始めたのですが、読んだ内容を忘れてしまいそうなので、ネットにメモしています。
メモ帳代わりなので、読みづらい点などありますが、ご了承ください。

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